フォンス・フローリスブログ: カペラ定期公演と友の会会員募集（2016/2017シーズン）

日本で唯一、ルネサンス宗教音楽を専門とするプロのアンサンブル、

ヴォーカル・アンサンブルカペラの演奏を定期的に楽しみ、

そしてその活動を支えていただくのが友の会の目的です。

静謐な修道院での生活のように、

日々の繰り返しの中で深まっていく典礼に参加するように、

グレゴリオ聖歌とフランドルのポリフォニーの響きのなかに身と魂を浸していく…。

そんな仲間にあなたも加わりませんか。

ご挨拶

2016/17年ヴォーカル・アンサンブルカペラのシーズンは11月にスペイン後期ルネサンスを代表する作曲家ビクトリアに始まります。11月には数多くの聖人達を記念する「諸聖人の祝日」がありますが、そのためにビクトリアが作曲した作品を集めて、ミサと晩課という二つの典礼の形を復元して演奏します。ミサ《ああ天の国はなんと栄光あることか》はビクトリア自作の同名のモテットを基にした、まさに天国的に純粋な美しいミサ曲です。

1月には1517年没で没後500年を記念するフランドルの大作曲家イザークのミサ《私は心に（カン・ジェ・オ・クール）》を取り上げます。ビュノワの魅力的なシャンソンを原曲にした、歌心あふれる作品です。イザークというと「インスブルックよさようなら」が有名ですが、数多くのミサ曲を残しておりジョスカンとも並び称されるフランドルの大家なのです。イザークによるポリフォニーのミサ固有唱やモテットを織り交ぜたプログラムです。

今回の定期公演はこの2公演のみですが、ヴォーカル・アンサンブルカペラは2017年3月に古楽アンサンブルコントラポントのモンテヴェルディ生誕450年記念演奏会に特別出演します。

革新的なバロックの作曲家モンテヴェルディが、実は伝統的な対位法・ポリフォニーの技法を集大成したルネサンス最後を飾るミサ曲を作曲しています。有名な「聖母の夕べの祈り」と同じ曲集に収められたミサ《イン・イロ・テンポレ》です。

フランドルの作曲家ゴンベールのモテットを題材にしたこの作品をコワイヤブックを使ってカペラが歌います。

そしてコントラポントの器楽隊が同時代の器楽作品を挿入していきます。

定期会員の皆様にはこちらの公演もぜひお聴きいただきたく、シリーズに組み込むオプションも設けました。どうぞお楽しみに！

（音楽監督　花井哲郎）

出演

superius　花井尚美　鏑木綾（11、3月）　田村幸代（3月）　安邨尚美（1、3月）
contratenor　青木洋也　望月裕央（1、3月）　安邨尚美（11月）
tenor　及川豊　富本泰成（3月）　根岸一郎（1、3月）　渡辺研一郎（1、3月）
bassus　櫻井元希（1、3月）　谷本喜基（11月）　花井哲郎 Maestro di Cappella=音楽監督

シーズン定期公演

（2公演：定期会員8,000円　賛助会員15,000円）

主催：株式会社フォンス・フローリス

助成：文化芸術振興費補助金（トップレベルの舞台芸術創造事業）

◆諸聖人のミサと晩課

2016年11月23日（水・祝）午後4時　聖アンセルモ・カトリック目黒教会

トマス・ルイス・デ・ビクトリア Tomás Luis de Victoria (1548-1611)
　ミサ《ああ天の国はなんと栄光あることか》 Missa O quam gloriosum est regnum
　賛歌「すべてのもののあがない主であるキリストよ」 Hymnus: Christe Redemptor omnium
　第6旋法のマニフィカト Magnificat VI toni
ほか
グレゴリオ聖歌 Gregorian chant
　諸聖人の祝日のミサ固有唱、晩課より Proprium missae et vesperae de Festo Omnium Sanctorum

◆イザーク没後500年記念　ミサ《私は心に（カン・ジェ・オ・クール）》

2017年
1月8日（日）午後4時　カトリック由比ガ浜教会
1月9日（月・祝）午後4時　日本聖公会聖パウロ教会
1月12日（木）午後7時　ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会小原記念聖堂

ハインリヒ・イザーク Heinrich Isaac (ca.1450/55-1517)
　ミサ《私は心に（カン・ジェ・オ・クール）》 Missa Quant j'ay au cueur
グレゴリオ聖歌・イザーク Gregorian chant/Heinrich Isaac
　御公現の八日後第1主日のミサ固有唱（コラーリス・コンスタンティヌス）
　Proprium missae de Dominica post Octavam Epiphaniae (“Choralis Constantinus”)
ほか

superius: 花井尚美　安邨尚美
altus: 青木洋也　望月裕央
tenor: 及川豊　根岸一郎　渡辺研一郎
bassus: 櫻井元希　花井哲郎（音楽監督）

チケット料金：［全自由席］
1月8日　　　　前売：一般4,000円　ペア7,400円　当日：一般4,500円　学生：2,500円
1月10日・12日　前売：一般4,500円　ペア8,400円　当日：一般5,000円　学生：2,500円
※会員優先席あり
※学生券は、学生証を提示のうえお求めください

前売券取扱：
　東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650（セブンイレブンでの引き取り可能）
　東京古典楽器センター 03-3952-5515
　サンパウロ(「四谷」駅前) 03-3357-8642
　島森書店 0467-22-0266（由比ガ浜公演のみ）

問い合わせ:　フォンス・フローリス Email otsuka@fonsfloris.com

主催：フォンス・フローリス
助成：文化芸術振興費補助金（トップレベルの舞台芸術創造事業）　
後援：ベルギー王国大使館

カペラ友の会のご案内

《定期会員》

2回の定期公演でカペラの演奏をお楽しみいただける定期会員。1回ずつのご購入よりもお得です。
原則として最前列の2列は定期会員の方のみが座れる優先シートです。またライブCDがお手元に届きます。特典をぜひ実感してください。

会費

8,000円 *定期公演2回のチケット・各1枚
通常の前売料金（4,500円×2回）より1,000円お得です。

特典

会員優先座席
最前列と2列目は早くからお並びいただいた定期会員の優先シートです
*会場によっては会員の方全員がお座りになれないことがございますことをご承知おきください。

会員割引
フォンス・フローリス主催公演チケットを割引価格でご購入いただけます
（会員ご本人様1名分のみとさせていただきます）

ライブCD贈呈
カペラ・ライブCD（非売品）を1枚贈呈します

日程の振替
複数回公演に限り、別の公演日に振り替えられます
事前にお知らせいただき、振替公演日に直接会場へお越しください。

プログラムへの芳名記載
会員の方のお名前をプログラムへ記載させていただきます
匿名希望の方は、お申し込み時にお知らせください。

会員パーティー
2017年1月9日（月・祝）公演後に聖パウロ教会2階で行う交流会へのご参加（任意。参加費を別途頂戴します）

《賛助会員》

カペラの安定的な運営をご寄付で支えてくださる“賛助会員”を募っております。
継続的な演奏活動のために、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

会費
1口 15,000円　　*定期公演2回のチケットを各1枚贈呈いたします。
特典
定期会員に準じます。

《ご寄付について》

1口1万円より、随時受け付けております。皆様のご支援をお願い申しあげます。

申込方法（締切 2016年11月23日）

（1）以下の6項目を事務局までお知らせください
電子メールフォンス・フローリス contact@fonsfloris.com
（2）会費をお振込みください（振込手数料はご負担くださいますようお願い申しあげます）
（3）お申込みとご入金確認後、11月公演チケットをお送りいたします
　 ※公演会場で申し込まれる場合は、受付へ申込書と会費をお持ちください。チケットをお渡しします。
会費、チケット代金　お振り込み先
楽天銀行　第二営業支店　普通預金 7506495　カ）フォンスフローリス

申込項目

1.　お名前
2.　申込項目［定期・賛助・寄付・ 3月チケット］
3.　ご住所：〒
4.　電話番号
5.　1月のご希望公演（変更可能です）［ 8日由比ガ浜　 9日祐天寺　12日大久保］
6.　定期公演プログラムへの芳名記載を希望［する　しない］

ヴォーカル・アンサンブルカペラ　ウェブサイト
http://www.cappellajp.com/topics/index.html

フォンス・フローリスブログ

2016年10月22日土曜日

カペラ定期公演と友の会会員募集（2016/2017シーズン）

ご挨拶